2月14日 須川展也サクソフォン・リサイタル『Valentine Concert』

”バレンタインコンサート”と題した、ハートいっぱいのチラシが印象的な
有村純親さんをゲストに迎えるリサイタル。
ロマンティックな曲を中心に、サクソフォンのために書かれた硬派なオリジナル曲も、
世界的に有名なクラシックの名曲も、誰もが知っている映画音楽も、
そしてなんと松浦真沙さんが今回の為に書き下ろしたトリオの新曲も!
盛りだくさんでお届けします!
J.S.バッハ:ガヴォット
原曲は無伴奏ヴァイオリンのために書かれたパルティータ第3番のガヴォットを
ソプラノサクソフォンで演奏できるように編曲しました。
とてもチャーミングな、語りかけるようなメロディーがロンド形式で繰り返される名曲です。
C.F.グノー:アヴェマリア
音楽的な教父とも言うべき存在としてバッハを崇敬していたシャルル・グノー。
バッハの「前奏曲 第1番 ハ長調BWV 846」の上に歌の旋律を作曲し、
ラテン語の聖母マリアへの祈祷文を歌詞として付け、「アヴェ・マリア」を完成させました。
ファジル・サイ:組曲よりⅠ、Ⅲ、Ⅵ
現代のピアニスト&作曲の天才、ファジル・サイさんに須川が委嘱したサックスとピアノの組曲。
今では世界に知られる曲となっています。
サイさんのルーツであるトルコ語をリズムにしたようなメロディーや
個性的な音階や和音を生かしたとてもエキゾチックな名曲です。
東京と大阪にて、ファジル・サイさんのピアノと
須川のサックスで初演しました!
P.マスカーニ:カヴァレリアルスティカーナの間奏曲
マスカーニの作品の中でも、とりわけ広く親しまれているのが、
オペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》の間奏曲。
「田舎の騎士道」と訳されるこのオペラの舞台はシチリアの村であり、
その物語のなかで、のちに起こる悲劇を静かに、暗黙のうちに予感させる音楽です。
A.メンケン(西邑由記子編曲):美女と野獣〜ディズニー同名映画より
〜朝の風景 、美女と野獣 、ひとりぼっちの晩餐会 〜
ディズニー映画の中でもとびきり名曲の多い「美女と野獣」。
とてもウキウキ楽しい“朝の風景”、とてもロマンチックな映画の“テーマ曲”、
食器達が楽しく踊るように振る舞う“晩餐会の様子”と、
音楽を聴いただけで様子が目に浮かぶとても素敵な3曲。
原曲を生かして、さらにサクソフォンとピアノの楽器の魅力もとても良く伝わる素晴らしい編曲です。
R.シューマン(須川展也編曲):アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
シューマンの解説はゲストの有村純親さんからいただきました!
シューマンが多くの器楽作品を集中的に書いた時期である1849年に、
たった4日間で書き上げました。
元々はホルンとピアノの為に書かれましたが、他の楽器でも演奏することも想定しており、
実際に作曲家自身がヴァイオリンやチェロのために編曲もしています。
「アダージョ」ではサクソフォンとピアノが会話をしているように美しくメロディーを繋ぎ合い、
「アレグロ」ではスピード感と激しさをもって曲を盛り上げていきます。
様々な魅力がいっぱい詰まった、まさにシューマンを代表する一曲です。(有村純親)
V.モロスコ:6つの現代的エチュードよりⅡ、Ⅵ
サクソフォン2本のためのとてもお洒落な二重奏曲。
ユーモラスで、まるで2人の奏者のおしゃべりが止まらないないような
情景が目に浮かぶ楽しい曲です。
松浦真沙:Le Cinéma (世界初演)
今回のために書き下ろしてくださった
作曲家 松浦真沙さんご本人の解説です!
この曲は、本日のコンサートのために書き下ろした作品です。
「愛」をテーマにしながらも、特定の物語や関係性を描くものではなく、聴く人それぞれが自身の記憶や感情を重ね合わせ、あたかも映画館で一本の映画を観るように、自由に物語を思い描いてもらうことを意図しています。
音楽は、私たちが生を受けてから今日までに経験してきたであろう、さまざまなシーンを辿るように進みます。
そこには幸福な時間だけでなく、嘆きや慟哭を思わせる時間も現れますが、それらもやがて大きな記憶の渦の中に溶け込み、切なくも美しい歌へと姿を変え、二本のサクソフォンによって情熱的に歌い上げられます。
そして、懐かしく温かな余韻だけを残して、静かに響きの中へ溶けていきますが、
その余韻の行き先は新たな物語の静かな始まりとなっていくことでしょう。
本日、この素晴らしい三名の演奏家によって作品が息づくことは、作曲者にとってこの上ない喜びです。
皆さまの人生の物語を、この音楽に重ねていただけましたら幸いです。(松浦真沙)
A.メンケン(高橋宏樹編曲):ホールニューワールド
ディズニー映画「ホールニューワールド」の名曲をトリオで演奏します。
アラジンとジャスミンが魔法の絨毯に乗って空を旅するシーンで歌われ、
見たことのない景色や、これまでに感じたことのない新しい体験が表現されています。
幸せ一杯の超名曲ですね!
長生淳:天頂の恋
2005年に長生淳さんに委嘱した作品です。
ソプラノsax(織姫役)とテナーsax(彦星役)とピアノによるトリオ編成で、
七夕伝説に沿って作曲されました。
年に一度の再開の喜びとまた離れる寂しさを音楽で表現し、
楽器同士で心情を語るようなロマンチックな曲です。
美しいメロディーやハーモニー、それぞれの楽器のメロディーの会話や駆け引きが
まるで物語を聴いているようで感動的です。
V.モンティ:チャルダッシュ
ハンガリーの民族音楽の一つで、酒場風という意味の曲。
哀愁に満ちたメロディーで始まり、途中から軽快な踊り(チャールダ)の構成でできています。
世界的に大流行している、誰もが知る名曲です。
このアレンジはさらにユーモラスさが加わり、大人気です!








