11月23日 三井住友海上文化財団 ときめくひととき 第1075回 「須川展也サクソフォン・リサイタル ~アンサンブルで綴る『銀河鉄道の夜』~」

國末貞仁くん、神保佳祐くん、福井健太くん、山田忠臣くんのサックス四人と小柳美奈子のピアノをゲストに迎えるリサイタル。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を、石川亮太さんが音楽物語として作曲して頂いた曲がメインになるコンサートです。
今回は会津サクソフォンプロジェクトとのプレコンサートがあり、そこの指導者、陬波花梨さん、山浦雅也さんとも共演します。
第1部
[サクソフォン&ピアノ]
G.カッチーニ/朝川朋之編曲:アヴェ・マリア
とても美しい旋律にピアノの素敵な豊かな伴奏が、感動を呼ぶ素晴らしい編曲。
僕の代表レパートリーの一つです。
最初の無伴奏のフレーズの第一音から音色に拘ります!
J.S.バッハ/須川展也編曲: G線上のアリア
ヴァイオリンの低い音の弦G線のみで弾くメロディーとして有名になり、このタイトルが使われてます。
クラシック界の最高の美しい曲の一つですね。
ソプラノサックスとピアノによる演奏です。
石川亮太:日本民謡による狂詩曲
めちゃカッコいい曲です!
日本の伝統的な有名な民謡に、西洋の和音やリズムを用いて、世界に日本の名旋律を広げる目的で石川さんに委嘱し作曲してもらいましたが、素晴らしい構成と音楽語法で、サックスの代表曲として世界に知られるようになりました。
海外で演奏してもとても喜んで頂ける素晴らしい曲です。
会津磐梯山のメロディーもお洒落に登場!
ピアノとの共演 だけでなく、オーケストラや吹奏楽との共演版 もあります。
[サクソフォン・ソロ&四重奏&ピアノ]
A.グラズノフ/山田忠臣編曲:サクソフォン協奏曲
サクソフォン奏者が一生大切にするレパートリーの一つ。
もともとは弦楽オーケストラとの協奏曲ですが、各楽器と対位法的に旋律が重なり合う素晴らしい作曲技法も特徴です。
少しでも皆さんに共演の可能性を広げたいとの思いで、サクソフォン四重奏とピアノによるアンサンブルの伴奏版を山田忠臣さんに編曲して頂きました。
一人一人のソロ的な演奏も生かせるような、演奏者同士の音楽の会話を楽しめるような編曲に仕上がっております。
第2部
[サクソフォン四重奏]國末貞仁、山田忠臣、神保佳祐、福井健太
F.et M.ジャンジャン:サクソフォン四重奏曲より 第2楽章
このコンサートで演奏する須川以外のサックスの名手達のサクソフォン四重奏をお楽しみ下さい!
サックス四重奏曲の見事なハーモニーの美しさを活かすクラシックスタイルの代表曲です。
ジャンジャン兄弟の共作で、弟のF.ジャンジャンはビッグバンドで活躍したトランペット奏者で、兄のM.ジャンジャンは詳細はわからないとのことです。
その中でも最も美しい第二楽章を選び、サクソフォーンアンサンブルのまるで合唱のような美しさをお届けいたします。
[サクソフォン五重奏]國末貞仁、山田忠臣、神保佳祐、福井健太、須川展也
チック・コリア/本多俊之編曲:スペイン
世界ジャズ界の屈指の巨匠チック・コリアの代表作を、本多俊之さん編曲で、とってもカッコいいサックス界の重要なレパートリーになっています。
クラシカルな部分、ロドリーゴ作曲のアランフェス協奏曲のフレーズの引用から始まり、その後はラテン音楽とジャズを見事に融合させた大名曲です。
少し難しいリズムですが、この躍動感が素晴らしくてたまらないですね。
躍動感とスーパーテクニックでアンサンブルする心踊る演奏がカッコいいです!
[サクソフォン・アンサンブル&ピアノ&語り]小柳美奈子、國末貞仁、山田忠臣、神保佳祐、福井健太、須川展也
宮沢賢治原作/石川亮太作曲:銀河鉄道の夜
我々のこのコンサートのメイン!
ときめくひとときコンサートでたくさんの機会を今までにも作って頂きました。
何度演奏しても我々は涙が出てくる感動作です。
宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」に石川亮太さんが音楽物語として、語りと作曲していただきました。
原作の深い内容の物語に沿いながら、その中から抜粋した物語を、とにかく美しく、切ない演奏で感動に繋げます。
小柳美奈子の語りとピアノ演奏を柱として進みます。
サックスのそれぞれメンバーに役割があり、物語の内容に沿った演奏も魅力です。
物語の内容も聴きながら一緒に感動しましょう!
聴いて下さる皆様とこの感激を共有したいです!
| ピアノ演奏&語り | 小柳美奈子 |
| ジョバンニ役 | 國末貞仁 |
| カンパネルラ役 | 山田忠 |
| 鳥獲り役 | 福井健太 |
| 家庭教師役 | 須川展也 |
| 家庭教師に連れられた女の子役 | 神保佳祐 |








